無駄にマスクを使わずに節約しています

新型コロナウイルスに関してマスクの着用が推奨される理由は主に２つあると思います。
 
いずれも「自分の身を守る」というよりも「仮に自分が感染者だったとしても周囲に飛沫をまき散らさない」という効果とマナー・エチケットの側面の方が強いのです。

人が集まるような状況であれば、全員がマスクを着用することで少なくとも飛沫は飛ばないということが実現し、感染拡大の防止に役立ちます。


病院のように閉鎖空間の上に感染者の方も多くいるような状況であれば、漂うエアロゾルなどから身を守る医療用マスクなども必要かもしれません。

ただ、その場合も「マスク」よりも「換気」の方が重要だと思います。


では人通りの少ない道をウォーキングするときにマスクは必要でしょうか。

僕は通常であれば不要だと考えます。

もちろん例外はあって、クシャミやセキを連発してしまうコンディションならば少ないとはいえすれ違う通行人に迷惑をかけないようにマスクをするかもしれませんが、そもそもそんなコンディションならばウォーキングするべきではないとも言えます。

あと、新型コロナ対策ではなく単なる花粉症対策のマスクの場合などもこの限りではありません。

どんな場合にマスクを着用すべきなのでしょうか。

簡単に言えば「３密」といわれる「密集・密閉・密接」状況、もしくはそれに近い状況では着用すべきでしょう。

ただし、密閉に関していえば自分一人のプライベート空間あればマスクは不要だと思います。

つまり自分以外の第３者がいなければマスクの意味が薄れます。

前にも書きましたがクシャミやセキを連発してしまうならつけておくべきでしょうが、不意に出てしまう単発のクシャミ程度はティッシュやハンカチ、最悪は手で口をおさえて飛沫の拡散を防げばよいでしょう。（自分一人で密閉空間に居る場合の話ですよ）

では、マスクを着用すべきだと考えられる具体例を挙げていきましょう。

お店に入るとき

スーパーなどのお店は多くの場合密閉空間であり、他のお客さんや店員さんがいますのでマナー・エチケットとしてマスクの着用が好ましいでしょう。

ただし、じゃあマスクをしなければ入店しない方がいいのかというと、そこまで絶対ではないと思います。

マスクがない場合は「できる限り手早く買い物を終わらせて、さっと店から出る」べきでしょう。

でも緊急事態宣言下なんですから正直マスクをつけていても「手早く終わらせて、さっと店から出る」のはマナーとして心がけるべきでしょうね。

ほとんどのお店では出入口に消毒スプレーが設置されていますので、入店する際はもちろん、お店から出る時も手を消毒しておきましょう。

オフィスで仕事するとき

在宅でのテレワークが推奨されている今日この頃ですが、どうしても出勤しないと成り立たない仕事は多いでしょう。

オフィスには複数の人がいるでしょうから、クシャミやセキが出なくてもマナーとしてマスクをしておくべきだと思います。

電車やバス、タクシーなどに乗るとき

電車やバスは複数のお客さんがいますし、タクシーも運転手さんがいるわけですから、マスクをしておくと相手に安心感を与えます。

最近のタクシーは運転席と後部座席の間をフィルムで仕切っている車も多いですけどね。

では電車から降りた後などはどうでしょうか。
駅の混雑を抜けるまではマスクは着用したままにしておくべきでしょうが、その後の帰路など閑散とした道を歩く際はマスクを外しても問題ないでしょう。

人通りの多い道や混雑している道などを通るとき

まあお店に入ると同じで不特定多数の人が自分の周囲にいる状況なわけですから、お互いに安心感を与えるという意味でマスクをした方が無難だと考えます。

人と話すとき

人と話すときにその人に向かってクシャミをぶっ放すツワモノはそれほど多くはないでしょうが、そうじゃなくても喋っているときというのは目には見えなくとも唾を飛ばしていることが多く、マナーとしてマスクを着用しておくべきでしょう。

目に見える唾を飛ばしまくって話す人もたくさんいますよね^^;;

こんな感じでしょうか。

逆に「今マスクをする必要はないな」と思う具体的な例を挙げます。

何度も言いますが、「新型コロナ対策として」という意味です。
「花粉症」や「その他の理由」でマスクが必要な場合は除きます。

それほど人がいない道を歩く場合

ウォーキングやジョギング中もこれに入ります。
時折人とすれ違う際には「クシャミやセキをしない」「喋らない」「歌わない（笑）」というルールを守るべきなのは言うまでもありません。

一人で車を運転しているとき

まったく必要性を感じません。
けど結構一人で運転しているのにマスクをしている人は多く見かけます。
もうマスクを掛け慣れてしまって外すのを忘れているだけかもしれません。

僕自身の話ですが、マスクを着用するのはほぼ買い物に行って店内にいる時だけです。

時々仕事で出かけて人と会わなければならない場合もマスクを着けますが、緊急事態宣言以降は出来る限り電話やLINE、スカイプなどで話すようにしています。

前述したように家を出る時はマスクは手首にひっかけて出るか、上着のポケットに入れて出ます。

お店の近くまで来たら、マスクを着用してからお店に入ります。

手早く買い物を終わらせてお店を出ます。

人の居ない場所まで来たらマスクを外し、手首にひっかけ家まで歩きます。

マスクをした時間は店内での１０分程度なので、まだまだ使えます。

帰ったら日光が当たる、風通しのいい場所にマスクをかけておきます。

新型コロナウイルスも太陽光（紫外線？）に弱いという研究結果をテレビでみましたので。

こういう使い方であれば、この買い物用のマスクは長期間使えます。

１日中仕事をして同じマスクを８時間使うのに比べて、２日に１回１０分使用したことを考えると１か月でも１５０分（２時間半）しか使っていませんので。

もちろん１日数時間着用を続けた使い捨てマスクは、そもそもヨレたり繊維がケバだったりして着け心地が悪くなりますので捨てます。
あくまで衛生が優先です。

オフィスで仕事する人など、長時間マスクを着用する人は洗濯して使い回せる布マスクを選択するべきでしょうね。

とにかく、今日使ったマスクは夜には捨てる、とやっていたらこのご時世マスクがいくらあっても足りなくなります。

「必要なときだけ使って、なるべく使い回す」という運用をすれば頻繁にマスクを買い求める必要もなくなり、ひいては「どの店に行ってもマスクが売っていない」という状況を打破してくれると思います。

こういう社会的な危機を救うのは、結局のところその社会に生きる一人一人の努力や工夫、良識、マナーといったものなのでしょう。